——日本各地のFCOOKerから寄せられた伝統の鍋料理——

だまっこ汁鮎の玉ねぎ鍋

だまっこ汁
  おいしいお米をお団子にして鍋で頂く秋田の郷土料理です。料理フォーラムのオフや会議室でも、そのおいしさと楽しさに、大いに盛り上がった一品です。
レシピ

【だまっこの作り方】

  1. お米は粘りけが強い物を選び,炊きお立ての(やや固めに炊く)ご飯を用意してください。
  2. すり鉢に良くほぐしたご飯を入れ,すりこぎで「半殺し」状態にします。すりこぎでおもちをつくようにやりましょう。
    絶対こねないでね。「半殺し」とは全部つぶさないで,まだ米粒が見える状態までつく意味です。(でも,しっかりねばねばまとめやすくなるまでついてね!)
  3. ついたご飯はお団子状にまとめましょう。
  4. それを少量手に取り,ピンポンの玉の大きさに丸めましょう。(これを「だまっこ」って言いいます。)塩水を手につけながらやるとやりやすいです。
  5. 表面が乾燥するまでおいておきましょう。

【鍋のスープ】

  • だし(とりがらでしっかり取ってね!)10
  • 濃い口醤油              2 
  • 薄口醤油(なければ濃い口で)     0.1
  • みりん (なくても可)        2
  • 酒                  3

    の割合で作ってください。
    とりがらスープの他に,昆布だしを加えても可です。

【鍋の具】

  • せり(絶対いれてね)・ささがきごぼう
  • 鶏のもも肉(できれば地鶏か比内鶏で!)
  • ねぎ
  • しらたき
  • まいたけ(これも欠かせません)

【作り方】

  1. はじめに出汁を入れ,煮立ったら,もも肉を切った物とゴボウを入れてよくだしがでてから調味料で味付け。
  2. 残りの具ときりたんぽ(切ってね)をいれてぐつくつ。
  3. せりは最後に入れます。

    だまっこに味がしみて美味しいし,とっても体が暖まる鍋です。お子さんと一緒にだまっこ作りも楽しいかと思います。
レシピ:アップルミント

鮎の玉ねぎ鍋
  両親のふるさとである、京都の山里美山町の郷土料理的な鍋料理に、「鮎のすき焼き」という、聞くだけで瞳孔が丸くなりそうなものがありますが、残念ながら僕もその賞味、レシピ伝授の機会を得ていません。
惜しいなあ、でも季節はずれだからなあ、と思っていた矢先に、紀伊の山々に近い五條という町の取引先の方から、見事な落ち鮎をいただきました。
鮎? この季節に?  あるんですねー。 全長20センチを越え、おなかがオレンジ色に染まった、大きな鮎。 もちろん、一般的に高い評価を得ているわけでもなく、卵を抱えている訳でもないのですが、この季節の、立派な川魚です。 この鮎を使って、「鮎のすき焼き風」鍋を作ってみました。
レシピ

【材料】

  •  落ち鮎  3尾
    ウロコを取り(!^^)3枚におろし、掃除して、そぎ切りにする。
  • 玉ねぎ  大 2個 皮をむき、縦方向にザク切りにする。
  • 菊菜   1束
  • 豆腐   1丁
  • 緑豆春雨 適量 (代替 糸こんにゃく、マロニーなど)
  • 生椎茸  大 3個
  • 鮎のアラ きれいに掃除した頭、尻尾、中骨
  • 昆布   10センチ各枚
  • 酒、淡口醤油、みりん   3対2対1からスタート

【作り方】
 

材料を食べやすい大きさに切り、鍋にはアラと昆布、煮きった酒など調味料で飲んで美味しい味付けにしただしを張り、全ての材料を入れて、煮ながら食べるだけ^^

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鮎にちゃんとウロコがあることを実感しながら、骨が残らないようきれいにそぎ切りにするのがいいでしょう。 皮はもちろんついたままです。

調味は、八方より甘味を少し控えます。 玉ねぎがありますからね。

その玉ねぎは、できるだけ大きくぷっくら育った、美味しいのを選んでください。

関西では自然に淡路産、になるのですが。 それぞれの材料が美味しくいただけますが、圧巻は玉ねぎです。鮎と出合いますねー。

このような魚スキ(うおすき)鍋に限らず、わたしゃ玉ねぎなんぞ鍋に入れることはまずありませんが、浅い認識に恥ずかしい思いすらしました。
落ち鮎なんぞ手に入らない?  あまごは?^^
海の魚でやるとすれば、そうですねー、サワラか、ハマチか....。

煮詰まっただしに湯を加え、仕上げはもちろん鮎雑炊^^。

レシピ:だめお

 

定番中華&エスニック変化技オフレポ