春を呼ぶ明石のイカナゴの釘煮オフ

料理フォーラムでは、早春の時期になると、“イカナゴの釘煮”の話題が上ります。
春先の短い期間だけ漁が行われる、この“イカナゴ”(=小女子(コウナゴ))という魚は、大変鮮度が落ちやすいのですが、新鮮なうちに保存の利く佃煮風の調理をすることで、長い間楽しむことができるのです。飯の友として、キケンなほど(食べ過ぎ注意!)絶品であり、春の明石を代表する“釘煮”の大量調理に、関西在住のフォーラム・メンバーが挑戦しました。

初物のイカナゴは人気も高く、
水揚げされた“イカナゴ”が、
店頭に並ぶ時間には、行列ができるほど。
さらに、今回は天候が不安定で、
漁が行われるかどうか、手に入れられるかどうか、
当日までハラハラドキドキという一幕もありました。

店頭に並ぶ“イカナゴ”は、量り売りされます→
 



オフで作った釘煮は、呼びかけ人TAKESANのオリジナルレシピです。
阪神淡路大震災とFCOOKとの出会いの中で育まれた、レシピにまつわる「物語」も併せてどうぞ!
 >>レシピ・ピックアップ


 材料:(イカナゴ2kgの場合)

 
 1.イカナゴ  
 2.濃口醤油
 3.薄口醤油
 4.本味醂
 5.きざら
 6.土しょうが 
 7.胡桃
 8.ライム           

 
2kg
320g(実質容量より少なめです)
140g(実質容量より少なめです)
40g(実質容量より少なめです)
500g
100g
100g
1/2個


 下ごしらえ

 
1.イカナゴ
 煮る前にザルにあけて洗って水を切っておく

 
6.土しょうが
 みじん切りor千切り


7.胡桃
 5mm角程度の大きさにさいの目
8.ライム
 1/2の皮をよく洗ってみじん切り

 作り始めましょう

  • (2:濃口醤油320g)
    (3: 薄口醤油140g)
    (4:本味醂40g)
    (5:きざら500g)
    を鍋に入れ加熱
  • きざらが溶けるようにまず中火。


  • 溶けたら強火で一煮立ち
  • 煮立った所に(1:イカナゴ)を3回程に分けていれ
  • その都度上から上記の
    (6:土しょうが)
    (7:胡桃)
    (8:ライム、果汁も3度程に分けて絞り入れる)
    を同量入れ
  • 煮立つまでアルミホイルで落とし蓋。
  • すべての材料を入れ終わったら、落とし蓋をして煮立てる。
  • 煮汁の泡立ちや煮詰まる音がしてきたら、落し蓋を取って鍋返しをする。
  • しばらく煮詰めて再度鍋返しをして、残っている煮汁が極少になったら火を止めて半切りにあけ、団扇で醒ます。 

    ※煮詰まったときの火を止めるタイミングが結構シビアです。
    煮汁の量や粘度と煮詰まる時の鍋の中の音、、、、、(+_+;