No. 10 April, 2005 |
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明石の釘煮 recepi:TAKEAN |
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★材料:(イカナゴ2kgの場合) |
1.イカナゴ |
2kg 320g(実質容量より少なめです) 140g(実質容量より少なめです) 40g(実質容量より少なめです) 500g 100g 100g 1/2個 |
1.イカナゴ |
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★作り方 |
2:濃口醤油320g 3: 薄口醤油140g 4:本味醂40g 5:きざら500g を鍋に入れ加熱 きざらが溶けるようにまず中火。 |
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溶けたら強火で一煮立ち 煮立った所に(1:イカナゴ)を3回程に分けていれ 煮立つまでアルミホイルで落とし蓋。 |
すべての材料を入れ終わったら、落とし蓋をして煮立てる。 |
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煮汁の泡立ちや煮詰まる音がしてきたら、落し蓋を取って鍋返しをする。 |
しばらく煮詰めて再度鍋返しをして、残っている煮汁が極少になったら火を止めて半切りにあけ、団扇で醒ます。 ※煮詰まったときの火を止めるタイミングが結構シビアです。 |
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「仮設の皆さんにイカナゴの釘煮を楽しんで貰ったらどうやろ?」 |
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毎年3月の声を聞くと地元の阪神近郊では、瀬戸内近海で水揚げされる「イカナゴの新子」を醤油とザラメ砂糖を使って、飴煮で調理する「イカナゴの釘煮」の香りが街中に拡がります。 「イカナゴ」は瀬戸内近海で毎年3月始めから水揚げされる小魚で、「新子」は体長4cmから5cmの「イカナゴ」の幼魚の事です。 この「新子」は水揚げされてからほぼ半日程度で新鮮度が失われる本当に弱い魚ですので、頂く方法も漁当日に限られてしまいます。 |
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「イカナゴの釘煮」はそんな新鮮な「新子」を漁当日以降も頂ける調理方法として昔から水揚げされる地元で楽しまれており、春先のこの季節ならではの風物詩にもなっています。 |
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その僕が震災後10年に渡って、この時期に釘煮を作り続けてきた背景には、料理フォーラムを通じて震災支援に参加した事、中でも本庄仮設に避難されていた皆さんとの出会いがあります。(→料理フォーラム被災地応援プロジェクト) |
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どうしたら仮設住宅の皆さんに、春の訪れを感じてもらえるのか。 |
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オバちゃんからrecipe自体にも疑問の意見がありました。 |
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レモンの皮を入れているお隣の釘煮を頂いて、これはイケル!と取り入れましたが、頂く内にレモンの味が強すぎる様に感じて好みだったライムを使った処、爽やかな風味を得られたのです。 |
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気が付けば本庄仮設住宅の釘煮調理以降10年が経っています。 |
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(←FCOOK有志によるイベント風景) |
以来お付き合いが続いていて、今はそのお付き合いも息子さんに引き継がれ、この季節にはやはり多少の釘煮をお渡ししています。 |
先日の釘煮OFFの際に作った釘煮パックをお送りしたところ、お世話になった公民館館長さんが、わざわざ仮住まいのお年寄りの方々のお住まいを廻って、釘煮を配ってくれました。 |
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毎年、3月の中旬、、、、 (TAKESAN)
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こちらのページでも、釘煮を紹介しています→春を呼ぶ“明石の釘煮”オフ