漁樵カオス−燻製オフ
 1999年5月22日(土)〜23日(日)
於 松本市 漁樵カオス

段ボール箱
GIANT SMOKER    Akigawa テツ

 

段ボールスモーカーの作りかた

 必需品

・熱源:七厘、又は電熱器。温燻、熱燻用
・煙:チップを空缶に入れ、熱源に載せる。(蓋付きの四角い空缶が最適)
・バーベキュー用の焼き網(大2〜3枚)

 1.箱の大きさ、形

箱は大きいのが欲しいのでドラッグストアで探します。 電気製品の箱もいいかも……。 ティッシュのカートンボックス等が大きい。

温度を均一にしたいので正方形(60cm角程度)で、 高さも1m程あると温燻にはベスト。
箱の上と下の折り返し部分は平らに広げて ガムテープで切り込み部分を塞ぎます。
これで高さが稼げる。
天井はもう一枚使って、平らに蓋をすればよろしい。

 2.金網を刺し込む

熱源からの距離を考慮して、 網を刺し込む枚数と位置を決めます。
箱の側面に網を当て、定規代わりにしてカッターで水平に切り込みを入れます。
網を途中まで刺し込んで反対側の壁の位置を確認し、 同様に切り込みを入れて網を通します。

必要な枚数の網を通すと箱はガッチリするはずです。
冷燻用の箱も用意するのであれば、ダクトの位置を決めます。
ダクトは缶ビールの箱を横にして取り付けるといいでしょう。

さらに温度調節も考えるならダクトは2重にして重ねると 冷燻用スモーカーの位置を調節出来て便利かと……。

さて、網は水平になっていますか? 傾いていると食材が転げ落ちるかも知れないよ。

 3.扉をつける。

上に天井の蓋をすれば、一応出来上がりなのですが 何枚かの網を刺し込んである場合、 下の網に食材を並べようとしても上の網が邪魔になって出来ませんね。 そこで、正面に窓を開ける必要があります。
思い切って大きな窓を開けてしまいましょう。 そうすればチップや炭を追加する時にも不便がありません。 窓よりも一回り大きな扉を切って、 ガムテープで蝶板代わりに貼ってやればOKです。

頭で考えているとなかなか難しいと思うかも知れませんが ちょいと余分に段ボールを用意しておけば大丈夫。
切り間違えてもガムテープでなんとかなります。
失敗してもリカバリーが効く所が段ボール箱スモーカーの利点でもあります。

 参考:”火事燻”が心配なら

熱源の周囲をブロックやレンガで囲い、不燃性の基礎とします。
この上に段ボールスモーカーを置けば熱燻でも心配無し。家内安全、火の用心。

参考:焼き網はこれから買うなら真四角よりも細長い形がよろしい。
理由は箱を四角にしたいからです。分かります?
四角い網を使おうとすると、箱の方を細長くしないとならないですよね。
使える焼き網の大きさでスモーカーの大きさが決まります。

<一番簡単な段ボールスモーカー>
<横からみるとこんな風に>
<上から見るとこんな風に>