私が住んでいたミュンヘン(南独、バイエルン州・州都)では9割がカソリック教徒で、敬虔で静かなクリスマスを過ごしていました。街の様子も11月末くらいから変わりだし、市役所前広場にはクリスマス用品の市が立ち、街のあちこちでシュートーレンを焼く香りと、グリューヴァイン(クリスマス用のワインを暖めた飲物)の香りが漂います。
各家庭の庭にある樅の木には電球の装飾が施され、家の中では4週間前から(クリスマスの前の4週間=Advante,降臨節、待降節)子供たちが指折りクリスマスの来るのを待ちわびます。そしてクリスマス、教会にいき祈りを捧げ、家庭では家族がキリストの誕生を祝います。
ドイツのクリスマス菓子にはシュトーレン、レープクーヘン、ヘキセンハウス、フルヒテブロートと地域によって様々なクリスマス菓子がありますが、降臨節に登場するのがシュートーレンです。
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