マジパンでケーキを飾ろう

ばらの作り方 その3

 

 この後、5つの大豆粒を作り、同じようにして、かみ合わせて巻き付けて行きます。

 花びらの先の方を薄く(薄くしなければいけない部分は良く見える先の部分だけ)

 延ばした5枚の花びらを順に巻き付けていきます。

 あまりコネコネしていると、余計にくっつき易くなります。暖まってくると、くっつきます。花びらに伸ばしたものは、あまりいじらないで、それと、ひとつのところを長く持っていないで、ささっと巻いてしまうことも重要かも知れません。

 花びらの巻き方は、本当は自由でいいんです。

 実際に、作品展なんかに出品されているのを見ると、それぞれみんな微妙に違いますし。つまりは薔薇に見えればいいわけで(^_^;)。

 ただ、なんの目安もなく薔薇を作れと言われても、なかなか難しいので、こういう巻き方はひとつの参考例だと思って下さい。

 パン粘土とか、石粉粘土?とかの手芸をやっていらっしゃる方は、それぞれの薔薇の作り方があると思います。そういうのでもいいです。

 また、自分ではこのほうが作りやすい、というのがあれば、独自の方法で構いません。規格品じゃないんだもん。

 3周目になると、花自体も大きくなってくるので、花びらが外側に向いてきます。花びらを両側から指で摘むようにして、表情を付けます。 もし、もっと大きな豪華な薔薇にしたければ、7枚をその外側に巻いて行くわけですが、まぁ5枚くらいがいいんじゃないかと思います。

最後に円錐の下の部分、余分な高さの部分を切り取って、ケーキの上に載せれば出来上がり〜。

 緑色に染めたマジパンで、葉っぱを添えて上げれば、ますます薔薇らしくなることでしょう。

 

緑色に染めたマジパンで、葉っぱを添えて上げれば、ますます薔薇らしくなることでしょう。 葉っぱは、抜き型をお持ちでしたら(クッキー型でも野菜の抜き型でもOK。葉っぱの形をしていさえすれば、それで十分です)それで、なくても、しずく型に丸めたマジパンをペチャンコにして、ナイフの先か何かで葉脈のようなものを付けて上げれば、葉っぱに見えます。

 薔薇に添えるときに、ちょっとくねらせて、表情を付けるといいですねー。

マジパン細工 Q&A

 

Q:

A:

 

マジパン細工を作るためにはどんな道具が必要?

餃子用の小さい麺棒、薔薇を作るのには麺棒はなくても大丈夫ですが、リボンとか、お人形のふりふりスカートとか制作するのに、あったほうが便利かと思います。

ちっちゃいハサミやピンセットも、そういう意味で、あれば便利。でも、わざわざ買わなくってもいいですよ〜。

割り箸を削ったりして、自作のマジパンスティックを作ってもいいと思います。カッターとかも、あれば便利です。

(シュガーさんが)普段、細工用に使っているのは、手芸用の先のとんがった小さいのですが、よくお裁縫のときに使う、握りばさみもなかなかお役立ちです。

ただ、鉄製?なのか、洗うと錆びてしまうのがありますので、大事にしているのは止めた方がいいでしょう。

それから、眉毛カット用のも、先がちょっとカーブしていますが、代用できます。これはステンレスなのかな? 洗えそうで、いいかもしれません。私の生徒さんに、100円コーナーとかで買ったという眉毛ハサミを、専用にして使っている人もいます。

鼻毛切り(^_^;)は、先が丸くなっているので、ちと使いづらいでしょう。

専門店などでは、製菓用にいろいろ面白い型が手に入るようになってきて集めるのも楽しいのですが、たくさん揃えるのは大変。マジパン細工用の「マジパン・スティック」は国産で6本セット¥1200-1500程度。外国製のものは、一本でそれぐらいの値段のものもあります。穴場は粘土細工用具を扱っているコーナー、マジパンでの細工に応用できそうな道具が見つけれられるかもしれません。

今回シュガーさんが使った道具↑ 左はお茶パックに粉糖を入れたロージンバッグ、 その他にマジパン・スティック、抜型、押形、スポンジ、伸し棒  

 

Q:

 

A:

 

サンタクロースの真っ赤な服の色にうまくマジパンが染まらない。色付けのポイントは?

さて、色素のことですが、かなり濃く溶いたものを混ぜないと、濃い色は出ないと思います。色粉の場合、溶くというか、練るというか(^_^;)。

水溶きを多く入れると、おっしゃるようにべたつきます。なので、なるべく濃く溶くことが必要になってきます。あと、ペースト状の色素もあります。

粉の状態で混ぜてしまうと、時間が立ってから水玉模様というか、そばかすのように濃いところがポツポツと現れます。

粉末のまま混ざっていた色素が、周囲の水分によって溶けて、滲んでくるといいましょうか…。

なので、粉末のは必ず水に溶いて下さいね。

それから、サンタの赤は、いわゆる真っ赤をイメージなさっていると思いますが、赤にもいろいろあります。

口紅に、ピンク系、ローズ系、レッド系…といろいろあるように、色素もやはり何色かの赤があります。

お使いになった「赤」が、サンタの赤と、色が違ったかも知れません。

色付けは、茶色にココアを使ったり、草色に抹茶を使ったりもします。要は、色が付けばいいんだから(^_^;)、ほかに使えるものもあると思います。

 紫蘇でピンクとか、黒胡麻ペーストとか(おいおい)。

色素を溶かして、細い筆に付けて描いてもいいんです。

細かい図柄を描くときは、そういう方法も使います。

 

Q:

A:

 

マジパンで作ったパーツをくっつけるにはどうすればいいの?

そのまま押しつけてくっつけてしまう、という方法でも十分な場合もありますが、一般的には、アイシングとかチョコレートで接着します。また、重みのあるものを固定するためには、マジパンスティックなどを使って接続部に穴を開けておき、差し込むようにするとよいでしょう。

こういう小さい細工は、マジパンスティックが大活躍してくれます。一見、なんだか謎な形をしているマジパンスティックですが、それぞれにちゃんと役割があって、わかってみるとなかなかオリコウなツールです。

胴体と頭をくっつけるときは、首がないので芯に楊枝を使って支えたりもしますが、ケーキの上に載せるときは、使わない方がいいですね。知らないで食べちゃったら、怪我するから。

 

 

Q:

A:

 

薔薇の葉っぱの部分はどうやって作るのですか?

 

葉っぱは、葉っぱの型を使うか、型を使わない場合は、緑色のマジパンをしずく型にし、ペタンコにしてからナイフか何かで葉脈を付けます。

薄くするときは、花びらのようにビニールに挟んでもいいですし、くっつかないようなら麺棒を使ってもいいです。そこらへんは都合のいいように…。

緑色1色じゃなく、部分的に白っぽいのや茶色っぽいのを合わせて、葉っぱにすると、リアル感が増します。

葉っぱを大量生産したいときは、麺棒で大きく伸して、斜めに交差するように切って、菱形を作ります。杏仁豆腐に切り目を入れる要領です。で、菱形の角をちょちょっと手で調整して、葉脈を入れれば出来上がり〜。

適当に曲げたりして、表情を付けると一層葉っぱらしくなります。

 

Q:

A:

 

完成したマジパン細工を置いておくと堅くなってしまいますが一晩おいても大丈夫?

 

生クリームでデコレーションしたようなケーキに載せるなら、むしろ、乾かした方がいいと思います。水分を吸って、だれてきますから。

堅くなっても、食べられますので、そのほうがいいでしょう。