マジパンでケーキを飾ろう

ばらの作り方 その1

講師 シュガーさん

 於 マジパンオフ(1998年12月5日:労働スクエア東京)

 まず、マジパンの場合は、マジパンを好みの色に着色します。

 着色は、当然のことながら食用色素を用いて下さい。粉末の場合は、少量を小皿か何かにとって、水を1滴垂らし、濃く溶いて下さい。それを爪楊枝の先か何かにつけて、マジパンに練り混みます。色素は、案外少量で色が付きます。最初は「少ないかな?」と思うくらいの量でやってみて、それで足りなければ足すようにした方がいいでしょう。

 直径2〜3cmのボールを作ります。それを、円錐の形にします。今流行のインセンス、インドのお香がありますね。インドじゃなくてもいいんだけれど、ちょっと丈が長めの円錐。あの形にします。

 で、もし出来れば、その円錐に、ちょっとウエストを付けます。つまり、中程でくびれを付けるわけです。でもこれは、結構やり難かったりするので、そのままでも構いません。

 次に、大豆粒をひとまわり、気持ち大きくしたくらいの量を丸めます。それを、ビニール袋(スーパーのレジに巻いてある、シャラシャラした素材のものじゃなくて、昔からある、いわゆる「ビニール」という透明の、伸ばすとビロ〜ンと伸びる素材のが扱いやすいです。あれば厚めがいいです。)の間に挟みます。袋の1辺だけが繋がっている状態に、切り開いておくと、作業がし易いです。

 それを、指で押さえて、楕円形に薄く伸ばします。厚みは1mmくらい。楕円の長い方の辺、2つのうち1辺を、更に指で薄くします。花びらの内側から、外側に指を滑らせて行くと、端っこが薄くなります。

ビニールを開け、厚い方から指で、注意深く剥がします。

 薄い方を上にして、円錐に着物を着せるように巻き付けます。このとき、円錐が完全に隠れるように、巻いて下さい。なので、花びらの先っちょは、円錐よりも高い位置に来ます。巻いた先の部分(着物で言えば、首が出る部分)がキッチリと閉じてしまうくらいの気持ちで巻いて下さい。