No. 6 October, 2000

透明林檎ジャム

recepi:ばろん
 

 
 “透明林檎ジャム”は普通の林檎ジャムと異なり、果肉の形を残さず林檎のエキスだけをゆっくり煮だして林檎の持つペクチンだけでジェリー状に固めるジャムです。

綺麗に透明にぷるんと固まる美しさ、瓶に詰める時に入る気泡がきらきらと光るのも素敵です。また、林檎の風味・酸味が凝縮されたような味と香りは、トーストに薄く塗って、ヨーグルトに混ぜて、紅茶やカモミール等のハーブティーに落としてといろいろ楽しめます。

 1998年にFCOOKの会議室「お菓子な部屋」に真生さんという方がレシピを発表されてすぐ大評判となり、沢山の人が作りました。このジャムはどんな林檎を使い、誰が作るかでさまざまな表情を見せてくれます。皆でそれぞれ自分の透明林檎ジャムを持ち寄るってもひとつとして同じものはありません。皆で作ってみた報告や相談と回答は発言集としてまとめ、データライブラリ(FCOOK1−7番ライブラリ)に保存されています。

 また、会議室に寄せられたこれまでのやりとりから、主な質問と答えを抜き出したFAQも作ってみましたので、初めてチャレンジされる方は参考にして作ってみてください。

 僕も毎年秋になると必ず透明林檎ジャムを煮ます。砂糖の量を増やしたり減らしたり、レモンを足して酸味を強くしたり、煮詰め具合によって固めに仕上げたり柔らかな仕上がりにしたり。ゆっくり時間をかけてことことと煮たジャムは自分の大事な子供のようで、いろんな人に差し上げて「綺麗だね、おいしいね」って褒めてもらえるのがなんだかとっても嬉しいですね。

 是非作ってみてくださいね(^^)

 


 

 材料


 林檎・砂糖(白ざらめかグラニュー糖)・水 同量

作り方

  1. 林檎を洗った後、丸ごと鍋に入れ、水を林檎と同量加えます。
  2. 鍋を火にかけ、沸騰したら弱火にして約4時間煮ます。
  3. 煮たものをすべてさらしの袋に入れ、一昼夜吊るして汁を落とします。
  4. 落とした汁を鍋に入れ、強火で半量になるまで煮詰めます。
  5. 砂糖を1/3ずつに分けて加えます。
  6. へらからしたたる雫が固まるようになったら火をとめます。
  7. そのまま冷まし、ゼリー状にかたまれば成功!

さらに詳しい作り方はお菓子な部屋のこちら(↓)のコーナーにあります。
Q&Aもありますので、疑問があったらチェックしてね。