No. 5 February, 2000

バレンタイン・スイーツ
簡単ラムボールホワイトチョコレート・バウムクーヘンブラウニーバレンタイン・ケーキ
recepi:FCOOKer's
 

 
2月といえば、節分、そしてバレンタインですね。
コンビニでもデパートでも専門店でも百花繚乱、値段もパッケージもさまざまな山のようなチョコレート!

でも、もらってうれしいのは、やはり心のこもった手作り。
お手軽なのでバレンタインじゃなくても、気軽に作りたくなる逸品揃いです。

 


 

 簡単ラムボール/recepi:森 亜希

 
2月といえば、節分、そしてバレンタインですね。
コンビニでもデパートでも専門店でも百花繚乱、値段もパッケージもさまざまな山のようなチョコレート!

でも、もらってうれしいのは、やはり心のこもった手作り。
お手軽なのでバレンタインじゃなくても、気軽に作りたくなる一品です。

作り方

 

  • 材料

    カステラ       250g (なるべく甘くなくてボソボソのもの)
    チョコレート      80g (普通の板チョコ)
    アーモンドパウダー  120g (一部をアーモンドにすると歯触りが良い)
    ラム酒      大サジ3
    生クリーム    大サジ3
    ココア        適量

  • 作り方
  1. カステラとチョコレートを細かく砕く。
     
  2. ボールに1とアーモンドパウダーを入れ、
    ラム酒と生クリームを固さをみながら混ぜ入れる。
     
  3. 直径2cmくらいに丸める。
      
  4. ココアをまぶす。

    

カステラを細かくほぐして刻んだチョコレートと混ぜ、ラム酒でしめらせて、丸めたあとココアをまぶすだけ、という超簡単なお菓子ですが、初めての人には感激してしまうおいしさ。チョコレートの変わりにラム酒漬けのドライフルーツを細かく刻んで混ぜ込んでもとってもおいしく、トリュフなどを何種類かつくったときには、箱詰めの際の嵩稼ぎ(?)にも重宝する。ちょっとしたバリエーションをつければ、オリジナルな味も簡単にできますよ。お試しあれ。
       

   

 ■ホワイトチョコレート・バ−ムク−ヘン/recepi:おつた

 
 このレシピは、FCOOK1 MES7(お菓子な部屋)のオープニングを記念して、会議室担当をお引き受けくださったおつささんのレシピです。

'90年11月にアップされたものです。(FCOOK1 MES7 #17,66)

このレシピを基本に、バレンタイン用に一枚一枚焼き上げた生地をハート型で切り抜き、それをホワイトチョコレートで重ねて、上からも掛けて白くコーティングしてみたものです。なかなかかわいいでしょ!?

 

 

作り方

 

 19世紀にビスマルクによってドイツのお菓子として世界に有名になったバ−ムク−ヘン。心棒に種を流しつけて回転させて焼くっていう作業を何度む繰り返して層をつくります。
 このバ−ムク−ヘンをフライパンでつくります。
 生地は、バタ−ケ−キ生地で作ります。

 バタ−ケ−キ生地って、つまりパウンドケ−キの生地です。バタ−、砂糖、卵、小麦粉が、1ポンドずつってことからきた名前ですから、基本的には、バタ−、砂糖、卵、小麦粉が同量です。
 バタ−ケ−キ生地を作るには、卵黄と卵白をわけずにつくる“とも立て”と卵黄と卵白をわけてつくる“別立て”がありますが、今回は軽い生地にしたいので“別立て”にします。

 

フライパンでつくるバ−ムク−ヘン

下ごしらえ、20分
調理、20分

  • 材料

    卵(3個) 200g程度
    バタ−   120g
    砂糖    120g  (砂糖の量は90gぐらいまで落とせる)
    小麦粉   120g
    レモン汁  1/3個分

  • 器具

    はかり、泡立て器、フライパン
    (テフロン加工が使いやすい。ホットプレ−トも作りやすいです)、
    フライ返し、粉ふるい(金ざるでもよい)、
    ボ−ル2個へら(しゃもじでよい)、
    玉じゃくし(粉ふるいがどうしてのもない場合は、
    ビニ−ル袋に粉と空気を入れてよく振る)生地

  • 作り方
    <下拵え>
  1. 室温でやわらかくしたバタ−に砂糖の半量を入れて白っぽくなるまで泡立て器で、すり混ぜる。
  2. 1に卵黄一個ずつ入れる。泡立て器でよく混ぜる。
  3. 2にレモン汁を入れて混ぜる。(好みでシナモン、カルダモン)
  4. 泡立て器を、石鹸でよく洗って、水気をよくふきとる。油気、水気のないボ−ルに卵白を入れて、泡立て器で泡立てる。たら〜っとしてきたら、砂糖の残り半量を入れて、再度泡立てる。6〜7分立てにする。の、の字が書ける程度。
  5. 3に4の半量を入れて、へらで切るように手早く混ぜ、そこにふるった小麦粉をいっきに入れて、また切るように混ぜる。
  6. 5に4の卵白の半量を入れて、手早く混ぜる。

    <調理>

  7. フライパンにバタ−を少しだけとかし、玉じゃくしで生地をすこしとって玉じゃくしの背でなするように直径15cm程度の円をかく。火はごく弱火。
  8. 1の片面がきつね色になったら、ひっくり返し、焼けた方の面に生地を乗せ、玉しゃくしの背でなすって重ねる。(この時、火から下ろし、濡れふきんの上にフライパンをおいて作業すると焦がさない)
  9. 2を生地がなくなるまで何度も繰り返す。しだいに厚くなっていくわけです。(ぬれふきんが乾いたら、また濡らして、フライパンがあまり熱くなりすぎないようにする)
                

砂糖の一部を蜂蜜にするとかマジパンを少し混ぜてみるとかして、あなたのオリジナルを作ってみてください。マジパンはバタ−といっしょに入れます。
砂糖は上白糖でもいいですし、グラビュ−糖もしくは、粉砂糖があればそのほうがよいです。また、バタ−はできれば、無塩のほうがいいと思います。

★応用
上記の生地で、小麦粉と一緒にベ−キングパウダ−小さじ1/2をふるって加え、型に入れ、160〜170度のオ−ブンで40分焼けばパウンドケ−キができますこの場合、卵白はつのが立つまでしっかり泡立ててください。

    
  

 ■ブラウニー/recepi:松尾康子

 
もっともポピュラーなチョコレート菓子のひとつですが、これは超簡単でいてしっとり感のある自信の逸品です。焼くときには店番一枚分ぐらいを焼いてしまって(手間はかわらないですから)、友人・知人に配りまくりましょう。絶対“おいしーい”といってもらえること請け合いです。

 

 

作り方

 

  • 材料<25*22cm天板一枚分>

    バター        1/2ポンド
    卵(大)       4個
    ビターチョコレート  160g(製菓用の甘くないもの)
    ベーキングパウダー  小サジ1
    砂糖         カップ2
    刻み胡桃       カップ2
    小麦粉        カップ一杯半
    バニラエッセンス   小サジ1-2

 

  • 作り方
  1. チョコレートとバターを一緒に鍋に入れ、直接火にかけて溶かしておく。
  2. 1の中に砂糖と割りほぐした卵を加えてよく混ぜた後、バニラと胡桃を加え、ベーキングパウダーと小麦粉をふるい合わせておいたものを混ぜ入れる。
  3. ベーキングシートを敷いた天板に生地を流し込んで、160度で25分程度焼く。
    (串を刺してみて生地がついてこなければOK!)
         

一度にたくさん出来上がるのがうれしいですね。しっとりしたブラウニーはアメリカのおいしいおやつの定番。バレンタインじゃなくても作りたくなるお菓子です。特別な道具がなくても簡単にできるのもうれしいですね。

    
  

 ■バレンタイン・ケーキ/recepi:おつた

 
 さてチョコケ−キを作りましょう!

 甘いものがあまり得意でない方にもあんがい好評でして、バレンタインデ−のプレゼントにも最適と思います。
 どさっと食べれる物ではありませんので、あまり大きな型でやくよりも15センチか18センチの丸型かもっ小さい型で焼くのがいいかと思います。私は10センチほどの小さな型で焼いてかわいくラッピングしてプレゼントしたりします。

     

 

作り方(必要時間 1時間半)

 

  • 材料(15センチの型) 

    卵       大2個
    グラニュ−糖  50g
    ビタ−チョコ  50g
    バタ−     25g
    生クリ−ム   20cc
    薄力粉     10g
    ココア     30g
    ブランデ−   大さじ2
    飾りのナッツ くるみ、スラスア−モンドなど適量 (なしでもよい)

  • 作り方
  1. チョコとバタ−をボ−ルに入れて、湯せんにしてどろどろにとかしておく。
  2. 小麦粉とココアは一緒にして2度ふるっておく。
  3. 卵黄と卵白をわけてそれぞれボ−ルに入れる。
  4. 卵黄に砂糖の半量をいれてもったりするまで泡立てます。(しっかり泡立ててくださいね)
  5. 4に1のチョコバタ−と生クリ−ムとブランデ−を入れて混ぜます。生クリ−ムは泡立てずにそのままでいいです。
  6. 卵白に残りの砂糖を何度かにわけて入れながら、しっかりとしたメレンゲを作ります。
  7. 6の半量を5にいれさっくり混ぜます。
  8. 7に2の小麦粉ココアを入れさっくり混ぜます。これはなかなか混ぜにくいですが、練らないように注意してへらで混ぜてくださいね。
  9. 8に卵白の半量を入れて卵白が混ざるまで混ぜてください。

    これで種ができました。

<焼き>

焼くのですが、湯せんで焼きます。底の抜けない型の場合は天板に乗せて、その天板に湯をはって焼いてください。

底の抜ける型の場合は下の段に湯のはった天板をおき、型を置いた天板には湯をはらないようにします。
150度で一時間焼きます。
湯せんで焼くとしっとりした感じにできますし、普通に焼くと乾いたハ−ドな感じに出来上ります。
湯せんしないで焼く場合は140度で40分ぐらいです。

飾りのナッツですが、最初に乗せてしまうと沈んでしまうので、10分程度焼いた時に上に手早く乗せてください。

種は、少量ですと作りにくいものですので、このケ−キは冷凍できますから、少したくさん作って保存するといいかと思います。 
        

ちょっと手間のかかるケ−キですが、頑張って作ってみてください!
ブランデーにビターチョコの組合せはまさに大人のケーキ。
気合いの入ったバレンタインを過ごしたいなら、是非お試しあれ。

(この写真は、ニフティ社発行の雑誌「ONLINE TODAY JAPAN」に連載していた「ピッ ポッ パッ クッキング」に掲載されたものです。ニフティ社と撮影者・ 松尾順造氏の許可を得て転載させて頂きます。)