No. 1 April, 1999

春の景色の押し寿司
recepi:松尾康子
 

 
人が集まる時に、この押し寿司を作っておくと見た目、ボリューム感共に大満足。型のサイズは28*21*13cm。一升のお米で炊いたご飯が3段または4段で仕込めます。姑の所有ですが、結婚する前からこのお寿司は何度となくご馳走になっていて、いい道具だなぁと目を付けていたのでした。
ここまで大きいものは既製品ではなかなか見かけませんが、その昔、お仲間同士で注文して作ってもらったものとのこと。何か大きな集まりがある時は、各自が家でこれでお寿司を作り、それを持ち寄れば相当大人数のお客様も大丈夫という道具です。

重石に使うのは辞書、百科事典など目方で選んで組み合わせればOK。写真の辞書は6.5kg、2-3時間の促成コース用の重石である。やはり半日はじっくり押したほうがおいしいので、重さの調節は慎重に。

★作り方

 
●最下段/ばら寿司

相当重い重しを乗せますので、最下段は具の多いばら寿司(五目寿司)にするのが定番でしょうか。春の雰囲気を出したかったので、茹でて辛子醤油をくぐらせた菜の花をトッピングにあしらってみました。菜の花漬けがあればなお結構。

●中段/スモークサーモンとケッパー

彩りが綺麗なのと、ちょっとトロリとしたスモークサーモンの食感が面白い組み合わせです。酢で締めた新巻鮭のスライスと針生姜という組み合わせも定番です。

●上段/小鯛の笹漬けと木の芽

既製品の小鯛の笹漬けを3〜4切れにそぎ切りし、びっしりと敷き詰めます。春の香りの木の芽を添えて、目にも嬉しい春を演出してみました。
 

乗せる具は、本当になんでもいいんです。
彩りや組み合わせを考えて、あれこれ具を考えるのはとっても楽しい準備です。
我ながらなかなか秀逸だったと思っているのは、千枚漬けのトッピング。
大きな千枚漬けを8枚切りくらいにして、「青海波」模様にビッシリ敷き詰めるんです。青菜の漬物もパラパラ散らして、それは綺麗ですよ。

 

小さく切り分ける前に、型から出すところからお客様の前でやったりすると歓声が上がること間違いなしだし、お客様の期待感もグッと盛り上がります。
FCOOKでは、ケーキ型を使った押し寿司のアイディアもいろいろ寄せられたりしていましたので、手元にある道具で皆さんもいろいろ試してみてはいかがですか?

(この写真は、ニフティ社発行の雑誌「ONLINE TODAY JAPAN」に連載していた「ピッ ポッ パッ クッキング」に掲載されたものです。ニフティ社と撮影者・ 松尾順造氏の許可を得て転載させて頂きます。)

 

?。やはり半日はじっくり押したほうがおいしいので、重さの調節は慎重に。

★作り方

 
●最下段/ばら寿司

相当重い重しを乗せますので、最下段は具の多いばら寿司(五目寿司)にするのが定番でしょうか。春の雰囲気を出したかったので、茹でて辛子醤油をくぐらせた菜の花をトッピングにあしらってみました。菜の花漬けがあればなお結構。

●中段/スモークサーモンとケッパー

彩りが綺麗なのと、ちょっとトロリとしたスモークサーモンの食感が面白い組み合わせです。酢で締めた新巻鮭のスライスと針生姜という組み合わせも定番です。

●上段/小鯛の笹漬けと木の芽

既製品の小鯛の笹漬けを3〜4切れにそぎ切りし、びっしりと敷き詰めます。